日本語言語文化センター(JLCC)について
日本語言語文化センター(Japanese Language and Culture Center / JLCC)は、2015年にジョージアの首都トビリシで設立されました。
わずか10名の学生からスタートした当センターは、この10年間で着実に成長を遂げ、現在ではコーカサス地域最大の日本語学校となり、300名を超える学生が学んでいます。
ジョージア語と日本語の両方に対応した独自教材を開発。ジョージア人学生にとって学びやすい環境を整えました。さらに「言語習得には文化理解が不可欠」という理念のもと、日本語教育と文化教育を組み合わせたユニークなカリキュラムを提供しています。
主な歩みと実績

2016年、ジョージアにはまだ日本語能力試験(JLPT)の公式会場が存在しませんでした。そのため、JLCCは25名の学生と4名の教師をアゼルバイジャン・バクーに派遣し、初の大規模受験を実現。この試みは88%という高い合格率を記録し、翌年にはジョージア初の公式試験会場(フリーユニバーシティ内)設立へとつながりました。
ジョージア国内でJLPTを受験する学生の約80%はJLCC所属であり、毎年85〜88%の学生が合格。多くの学生がMEXT奨学金にも合格し、日本での進学や研究の道を切り開いています。
JLCCは独自の奨学金制度を設け、優秀な学生や経済的に困難な学生を支援。
現在20名以上が授業料全額免除で学んでおり、その中には後にMEXT奨学金を獲得した学生もいます。




イノベーションと柔軟性
新型コロナウイルス感染症の流行時には、ジョージア国内で最初にオンライン授業へ完全移行。わずか2か月で教育体制を整備し、高い合格率を維持しました。
支援と貢献
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2017年:国際交流基金より教師研修コース助成を受け、浦和日本語教育センターでの専門研修を実施。
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2021年:国際交流基金より教材寄贈を受け、授業の質をさらに向上。
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2023年:Read Japan Projectより100冊の書籍寄贈を受け、日本文化・歴史・経済・宗教に関する蔵書を拡充。ジョージア唯一の公開日本資料ライブラリーを運営しています。
ご支援のお願い
ジョージア・トビリシにある 日本語言語文化センター(JLCC) は、2015年の設立以来、資金援助を受けずに運営を続けております。現在はコーカサス地域で最も多くの学生が学ぶ日本語学校として、日本語教育と文化交流に力を注いでおります。
しかし、教材や文化体験のための資料が十分ではなく、日本文化を伝える活動をより豊かにしていくためには、皆さまからの温かいご支援が必要です。
つきましては、下記のような品物や書籍、そして可能であれば寄付金のご協力を心よりお願い申し上げます。
ご寄付いただきたいもの
- 着物、和装小物
- アニメフィギュア、マンガ
- 日本語や日本文化に関する本
- 書道道具
- 茶道関連の道具
- その他、日本文化に関する教材や資料
- 雛人形(ひな祭り)
ご寄付の方法
これらの品物は、当センターの授業やイベントで学生たちの学びのために大切に活用いたします。
ご送付いただける場合は、以下の住所までお願いいたします。

皆さまからのご厚意は、ジョージアの若い世代に日本語と日本文化を学ぶ大きな力となります。
心より感謝申し上げます。

営業時間:月〜金 15:00〜20:00

info@japan.ge

Tbilisi, Georgia
Taras Shevchenko 10
Floor I
〒 0108
Japanese Language & Culture Center
学校訪問やボランティアをご希望の方へ
私たちの学校を訪問したい方、授業にボランティアとして参加したい方、またはワークショップを開催してみたい方は、ぜひお気軽にメッセージをお送りください。
いただいたお問い合わせには、3〜7日以内にご返信いたします。
皆さまのご関心に心より感謝申し上げます。